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My Foolish Heart

ハングリーであれ 愚かであれ

 ラジオの宗教の時間を聞いていたら、禅を研究する大学教授の語りで、スティーブ・ジョブズの生涯を紹介していた。ちょっと面白いなと思い、伝記を読んでみた。
 iPod、iPhone、iPad・・・Appleを創ったジョブズの人生は波乱万丈。養子に出され、アメリカヒッピー文化、インド、菜食主義、禅 そしてIT革命を起こした。アップルを作り、退陣させられ、復帰した。最後は癌で亡くなる。
 オバマ大統領は「アメリカで最も偉大なイノベーターだ。大胆に『人とちがう考え』を持っている。彼は、世界を変えようという信念を貫いた。そして、本当に世界を変えてしまった。この星で最も成功した会社を彼はガレージから作りあげた」と追悼した。
 ジョブズは刺激的で、傲慢で、暴虐で、強情で、無いものねだりした。完全主義者なんだけど、未成熟だ。か弱く、感じやすく、傷つきやすい。でも、精力的で、構想力がある。とジョン・スカリーは追悼した。

 死に直面したジョブズが2005年、スタンフォード大学で行われたジョブズの伝説のスピーチは、世界中の人々に感動を与えた。
 「死は、生が作った最高の発明品。死があるから生がある。新しいものがやってくるから、古いものは消えていく。それが自然界の摂理だ。・・・・・みなさんの時間は限られています。だから、グズグズしているのは時間の無駄です。不本意ながら行動することなんてやめてください。世間のしがらみにとらわれるのもやめましょう。それは、他人の価値観や考えに従って生きているのと同じなんです。・・・・成功したり、失敗したりというのは、結果論でしかない。好きなことを好きなだけやるのが生きている証なのだ。Stay hungry. Stay foolish.」

 彼の個性的で自分の信念を貫く為には、平気で人を切るやり方。傍若無人なその性格は刺激的で、しかし、そんな性格だからこそ、IT革命を起こし画期的な製品を産み出せたのかもしれない。

 ジョブズはITの黎明期に生きた。彼のような個性的な人間はこれから出てこないのかもしれない。趣味でクライミングをかじる私は、商業的に右肩上がりのクライミング界を少し比べて思う。私がクライミングを始めた時、まだジムは一つしかなかった。みんな超個性的で、高グレードはわからないが、OS能力に優れていて、みんな強くて上手い人ばかりだった。その成果は今でも通用する。昔のクライマーは、「ハングリーであれ、愚かであれ」を自然に行っていたのかもしれない。
 伝記を読み、Apple信者にはならなかったけど、ジョブズのように、何か信念をもって生きる人はやはり、魅力的だ。
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by mizunoawa921 | 2012-09-20 22:21 | 雑記 | Comments(0)
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