ブログトップ

My Foolish Heart

ワン・モア

 
d0151699_11291924.jpg


今年、直木賞を受賞した作家 桜木紫乃著『ワン・モア』を読む。受賞作ではないが帯の文章に惹かれて買ってみた。
 6編の恋愛短篇集がリンクして最後に大団円に。30代から50代の男女の恋愛小説。大人だからみんな傷をもち切なさや孤独を抱えて生きている。死があるからこそ、生きる意味や人を愛することが確認できるのだ。
そして、人は一人では生きていけない。
 登場人物はみんな個性的だ。好きな女性は十六夜の美和、かっこいい。テレビドラマにするといいだろうと思う。配役が頭に浮かぶ。
 難しい言葉ではなく、いい台詞がちりばめられていた。
 幸せそうに見える女が本当に幸せかどうか、確かめたことはない。ただ、鈴音や美和を見ていると、人はどんな現実からでも幸せを掘り当てられるのだと思う。

 ワン・モアとは実にいい作品名ではないか。
「死の淵の風景から立ち上がる 生の鮮やかなきらめき。 つまずいても傷ついても、大丈夫。人生の再生の物語。」 
[PR]
by mizunoawa921 | 2013-09-07 11:21 | 雑記 | Comments(0)
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31