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My Foolish Heart

冒険塾

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 モンベル本社で行われた冒険塾の講演に行ってきた。内容は、とても深かった。
 モンベル創業者の辰野勇氏の山を始めるきっかけから創業に至るまでの経歴。アイガー北壁の日本人初登頂、黒部川のカヌー初滑降。話は解かりやすく面白く、人はなぜ冒険をするのか?
仲間の死から、生きることは死を意識することだと。著書の『モンベル7つの決断』を読みたいと思った。

 関野吉晴氏の「グレードジャーニー」地球を歩いてあらゆる人種に会った、民俗学。

 伊勢崎賢治氏の「平和はつくれるのか」国連PKOに参加し、内戦終結のためにシエラレオネへ。9.11タリバン政権崩壊後、内戦化したアフガニスタンで武装解除に成功した話。革命について語られる。
 
 そして、宮城公博氏の「海外遡行、ゴルジュとジャングル」 PCのデータが上手く繋がらず、冒険論に重きを置いて語られた。黒部の称名の廊下の遡行がどれだけ、難しく冒険としての価値があるかを説明されて、解かりやすかった。本物の冒険家とそうでない人、初登の重要性と敬意など。クライミングを長くやってきた者にはスタイルや内容、価値あることは・・・?と己の登攀について改めて認識させられる。
 冒険、命がけのリスクを負っても挑む行為、それは博打ではない。辰野氏は語る51%の可能性と49%のリスク。人間社会の未来を切り開く行為なのだと。

 この冒険論を拝聴して、みんなは何を思うのか・・・・自分に問いかけざるを得ない。私は、昔登山をやっていた。運動能力がないまま小説の主人公に憧れ、山岳会に入った。即、激しいアルパイや継続登攀に連れて行ってもらったが、凍傷などで山はやめた。フリークライミングに転向して、アプローチで骨折、再骨折とまだ足に髄内釘が入っていて、ハードには歩けない。百万回トライで12Cを登り、今も限界のルートに挑戦している。ある沢ヤの青年と親しくなり、沢登りやトラッドクライミングも今年始めた。沢登は危険だと思い怪我してから最も避けてきたが、やってみたら凄く楽しかった。沢登は登山のあらゆる要素が詰まっている。自然の奥深い美しさの中で、誰にも会わず、下山では迷い、ヒルまみれになりながらも帰れた時は充実感があった。私は昔感じていた山を登る人への憧れを思い出した。クラックはできないことができていく喜びを感じた。
 自分のクライミングを見つめ直す、それはある程度、スポートというフリークライミングに没頭して頭打ちになっているからと、自分の年齢も考える。冒険とは真逆、何ら価値のない自分のクライミング。しかし、誰でもできる私が登ってきた12Cの完登だが、凡人が完登するには、それなりの苦労がある。それはやった者にはわかるはずだ。仲間は、センスのあるクライマーだが、13Dになり、膝も損傷し相当神経もすり減らしいる。これは価値があることなのか??と一喜一憂しながらも自分のスポートでの限界グレードにトライしている。ストレスを抱えながら、シーズンに通う岩場には、私ににとって、唯一、自己実現できるルートがそこにあるからだと思う。この先どうするのか?決して若くはない自分に問いかける。私の課題が登れたら、どうするん?とよく聞かれる。完登はかなり難しい・・・10才若かったら、わらじの会に入会してるか?w
 今日は女性クライマーと会って、来年は女性だけで沢登に行こうという話になった。

 辰野氏は、夢は思い続けていなければいけないと。チャンスは必ずやってくる、その時思い続けてなければ掴めない。失敗したらそれは不都合でしかない。夢を叶えるプロセスが人生では大事だと・・・・
 冒険家たちに出会えた今年、楽しくもあり、クライミングについて考えることも多かった。未知への挑戦をこれからもしていくのだと、自分の未来を励ました。
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by mizunoawa921 | 2015-11-14 19:03 | 雑記 | Comments(0)
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