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My Foolish Heart

シーズンラスト 鳳来 鬼岩

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 この苦しみも口惜しさも、あの悲しみも報われる時がくる・・・・
 今週末は一気に気温が下がり初冬の鳳来だった。私の猫しゃく12Cは5ピン目の穴ホールドからのデッドの足位置を先週決めたが、岩冷たくカジパンでデッド決まらず・・・・008.gif 今シーズンの目標は核心手前の6ピン目までノーテンで核心出だしのカチ保持までだったが、それがいけたのは1回だけだった。
 猫しゃくは鬼石の最強の12Cと言われている。3年計画でRPを目指す。1年目はムーブ作り、2年目は繋げていく、3年目はRP体勢。去年は猫パンチの核心ムーブを男ムーブでは届かず、女ムーブを作りできるのに、終始した。今年は繋げていく2年目。6ピン目猫パンチの体勢に入るまでが、猫しゃくの始まりである。私は始まりにも至っていないことになる。
 sportabaさんは、ガンジャ13D、ランジまで行った。核心はその前のアンダーそしてクリップなのでランジが成功したらほぼRPになる。核心は終わっているが、そこに至ったのは2週間前の平日。結局、先週はシケシケで状態悪く、今週は冬になって、ランジ取りまでいけず、しかし、アンダー保持までは確実にいけるようになった。
 sportabaさん2年前からガンジャをやり始め、途中膝が悪くなり、トライ断念、そして、モチダウンでクライミング自体辞めるほどになったのが、今年の春、夏の終わりに私がクラックに誘いクラックに目覚めて、なんとかモチを持ち直し、鳳来にも通うことになった。ランジ取りまでいけてゴールは目の前になったが、今シーズンは見送ることになった。sportabaさんは今シーズンで鳳来は辞めると言う。
 
 鳳来、鬼岩は私がクライミングを続けることになった岩場だ。1級の岩場だとその魅力に取りつかれ、11を登り、高グレードも登り、アプローチで怪我をし、復帰をした。いろんな出会いもあり別れもあり、栄光も苦しみも全てがここにあったような気がする。怪我をして鬼岩に行けなくなり、3年後復帰できた時は、鬼岩に行けるだけで丸儲けという喜びがあった。しかし、あれから3年、謙虚な気持ちは遠のき二人とも目の前の課題に向かうことに躍起になっている。成果を上げること以外に遠征とアプローチ、駐車場合戦、込み合う岩場。あらゆるストレスに苛まれていた。
 sportabaさんは実力がないというが、RPできなかったのは、いろんな要因がある。膝が悪いのもその一つだが、ランジ体勢に入りそこからの岩の状態などの外的な原因もある。実力がないのなら、それを補う為に努力をすればいい。節制、体つくり、レスト、岩の状態がいい時に行けるような仕事などの休暇など・・・・
しかし、そう簡単には社会人はやってられないのが事実。
 私の場合は、いい感じになってきた時に指の筋と肩などが悪くなり、モチダウンで努力を怠った。
鳳来通いを辞めなければならないのは、遥か彼方にあるゴールの私の方である。
 
 鳳来になぜ通うのか?と聞いて、sportabaさんは14を登りたいから、答えた。ガンジャの終了点から12Aくらいをこなせばエゴマニ14AのRPとなる。私の場合は、グレードではなく猫しゃくを登りたいからだ。鬼岩に行ってまず目にする川原エリア、多彩なムーブ、クライミングのあらゆるムーブが詰まっている。デッド、ポケット、クロスムーブ、ヒールトゥフック、キョン、ハイステップ・・・・・
 それと、自己満足でもあり自己実現でもある。ある冒険家が語っていた。解かりやすく達成により得られるもの、男子なら女子にもてたい、スポンサーがつきお金が儲かる、あらゆる名声が得られる。私たちにはそんな類のものは手に入らないが、自信、名声、そして何よりクライマーであることの最高の喜びが得られる。
取りあえず、ひとまずお疲れ様。備中、羽山でこれも大きな目標のルートが待っている。
そして、春、秋より状態がいい時期が長い。春に鬼岩に行けば必ずガンジャのRPができることは、紛れもなく間違いない。自己実現ができるのは、来春なのである。
by mizunoawa921 | 2015-11-30 01:03 |

日記

by mizunoawa921
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